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各種調査結果から事業地域の自然環境を総合的に診断するとともに、その特性と貴重性を把握します。社会的条件を考慮した上で、整備ゾーニングや維持管理について適切に計画していきます。
GIS解析
植物や動物とその生育・生息環境の関係を把握する上で、GIS(地理情報システム)の利用は欠かせません。
植生や動物の痕跡、地形、地質、土壌など様々な調査より得られた情報を分析するにあたって、GIS上に整理・展開することにより、多面的な解析が可能となります。
当社では「森林情報士(森林GIS1級)」取得者を中心に、GISを用いた入力、解析業務を行っています。
1.現地調査データや様々な環境データをGIS上に展開します。 |
GISを用いることで、様々なデータを1つの図面に展開できるため、それぞれによる影響を視覚的に捉えやすくなります。
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2.整理したデータを用いて、現況を分析し、傾向や課題等を把握します。 |
生物の生息基盤である“生態的環境”、生物の行動に影響を与える“物理的環境”、さらに「道路からの距離」「施業内容・施業時期」などの人間活動による影響としての“社会的条件”、これらと現地調査結果をGIS上で重ね合わせ、様々な角度から現況を分析します。
これにより科学的に特異な環境や生物の利用傾向、調査対象地における課題などが把握されます。
また、ニホンジカなどの野生動物の生息データをIDW補間法を用いて分析することで、調査対象地域における野生動物の生息状況や季節移動状況などの動向把握が可能となります。
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把握された現況や課題内容から、調査対象地における保全活動や森林整備などの方針を明確化します。
また、客観的かつ科学的に保全や整備等を実施すべき環境のランク付けも可能となり、適切な各種計画を立案できます。
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GISによる様々な分析例
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